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【ライター浅野のインプレブログ】[AERO-R1]<その4> 空力性能を極める独自のテクノロジー

カテゴリー:Bicycle

[ヘルメット・AERO-R1] <その4>

空力性能を極める独自のテクノロジー

 

 Kabutoのショートタイプのエアロヘルメット・AERO-R1(エアロ・R1)の最大の特徴は、空力性能に優れていることです。社内実験の結果、他社のエアロヘルメットはもちろん、Kabutoのロングタイプのエアロヘルメット並に空力性能が高かったことが証明されています。

 

この優れたエアロ効果をもたらすものは何か?今回は「エアロ」というキーワードにフィーチャーし、エアロ・R1のテクノロジーを解剖します!

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オートバイのヘルメットのテクノロジーを応用したウェイクスタビライザー

 

 エアロ・R1を横から見ると、側頭部後方にフィン状のパーツがあります。これがKabuto独自の「ウェイクスタビライザー」という空力向上のためのテクノロジーなのです。

 

ウェイクスタビライザーとは、走行中に発生するヘルメット付近の気流をコントロールし、走行時のブレを抑えることでライダーへの負荷を低減するKabuto独自の特許システム。元々は時速300kmを超えるオートバイレースのために開発されたテクノロジーで、サイクルヘルメットには初めて採用されました。

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 さらにこのフィン部分に縦にふたつ一文字の突起「ボルテックスジェネレーター」が付いているのも見逃せません。こちらも空気抵抗の減少に効果を発揮しているのでしょう。

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ロングテールのヘルメットと同様の空気の流れを生む形状

 

 さらにヘルメットの形状をよく見ると、エアロヘルメットのティアドロップ形状の後端を切り落としたような形になっています。

 
これは「ティアドロップ形状の後端を切り落とした形は、ティアドロップ型と比べて空力性能に大きな差がない」というクルマやエアロロードでも使われる「カムテール」の理論に則ったものですが、エアロ・R1ではここにウェイクスタビライザーが加わることで、整流効果をロングテールヘルメット並みに高めることに成功しています。

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 さらにヘルメットの後端が短くなることで、走行中に下を向いてしまったり、斜め前方向からの風が吹いているケースなどでは、ロングテールのヘルメットより空気抵抗を低減できます。つまり、全方位的にエアロ効果が高いのです!

 

エアロ・R1の形状とウェイクスタビライザーの相乗効果は、整流効果を高め、空力性能アップに役立つだけでなく、個人的には長時間走り続けても身体への負担が少なく、後方確認の時などにも首がスムーズに回ると感じました。

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使い勝手の良いシールド

 

 そして前回も紹介しましたが、エアロ・R1はシールドが初めから同梱されているのです。

メガネ着用率の高い日本人にはとてもありがたい装備品で、装着して走ると風の流れも、よりスムーズに感じます。
社内実験によるヘルメット単体の計測では、面積的にシールドが増える分、若干の抵抗増にはなるそうです。ですが時速50kmでの走行時、同じシールド付きのロングテールタイプのエアロヘルメット「エアロ-K2」より、2.95Wセーブできることが分かっています。

 

タイムトライアルやロードレースはもちろん、高速巡航し続けるエンデューロにも、シールドが1枚あることでとても安心感が高いです。また、冬場は強い北風がサイクリストを苦しめますが、エアロ-R1にシールドを付けたら、これまでよりラクに走れるようになるかもしれません。ぜひ試してみてください!

  

<その3> 【ライター浅野のインプレブログ】[AERO-R1]

アイウェア代わりになる専用シールド

 

次回、エアロ・R1インプレション最終回、通気性と空力性能との両立を可能にした理由を徹底調査します!

(浅野真則)

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