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【ライター浅野のインプレブログ】[ FLAIR ]<その2> 軽さが際立つ万能ヘルメット

カテゴリー:Bicycle

【ライター浅野のインプレブログ】 [ FLAIR ] <その2>軽さが際立つ万能ヘルメット

 

 2017年秋のサイクルモードで発表されたKabuto2018年モデルの注目のサイクルヘルメット・FLAIR(フレアー)。Kabuto史上最軽量の170g(S/Mサイズ、SLW-1アジャスター&ノーマルパッド仕様)を実現したその軽さやかぶり心地を確かめるべく、さっそくフレアーをかぶってトレーニングライドに行ってきました。

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何もかぶっていないかのような軽さ

 

 フレアーの第一印象は、「とにかく軽い」の一言に尽きます。

まず、持った瞬間に分かるほど軽いです。ノーマルパッドとノーマルのXF-7アジャスターの組み合わせでも実測180g台でした。アジャスターを超軽量なSLW-1に変更するとさらに10g以上軽くなるので、カタログ重量通り170gにはなるでしょう。

 

 余談ですが、わが家に最初にヘルメットが送られてきたとき、あまりの軽さに「間違って空箱を送ってきたのでは?」と勘違いしてしまったほどです。

 

もちろん、かぶっても軽いです。「かぶっているのを忘れるぐらい軽い」というのは、軽量ヘルメットのかぶり心地を表現する常套句になりつつありますが、現時点でフレアーほどこの表現がしっくりくるヘルメットはないでしょう。

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 かぶっても軽いのは、重量が軽いのもありますが、かぶったときのフィット感とかバランスがよく、いい意味でヘルメットが存在感を感じさせないことが理由だと思います。

 

日本人の頭の形状にジャストフィットする円形に近い頭周形状、浅めのかぶり心地ながらアジャスターで最適なフィッティングを出しやすいことがいい影響を与えているように思います。

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軽いから上りに有利

 

 ヘルメットの重量の軽さは、ライド中にどのように生きるのでしょうか?

まず考えられるのは、ヒルクライムをはじめ、上りで装備重量を減らせて有利だということです。

 
Kabutoの最近の上位モデルは、ZENARD(ゼナード)にしてもAERO-R1(エアロ-R1)にしてもS/Mサイズで200g程度と軽量なので、ほとんど重量が気になりません。しかし、フレアーの最軽量仕様は、それらより30g程度軽く、持ち比べるとフレアーは圧倒的に軽く感じます。

 

上りでは同じパワーで走れれば、ライダーの体重もバイクや装備品の重量も軽い方が有利です。
ヒルクライマーは身体を極限まで絞り込み、バイクのパーツを吟味して少しでも軽くしようとします。
しかし、ヘルメットやウェアまでこだわって軽くしている人はまだそれほど多くないように思います。

 

フレアーをかぶれば、それだけで装備品の軽量化が実現できます。
ヒルクライムのレース会場では、今後フレアーをかぶって出場する人が増えるのではないでしょうか。

 


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ロングライドでも生きる軽さとストレスのないかぶり心地

 

 ロードバイクなどのスポーツバイクに乗るときは、上半身を前傾させ、頭を起こすフォームをとります。
この姿勢を長く続けるのは、首や肩に負担がかかりやすいもの。
しかもヘルメットをかぶることで頭部の重量が増えているので、首や肩にはさらなる負荷がかかっています。

 

ヘルメットが軽いと、首や肩への負担を減らすことができます。
つまり、軽さはロングライドや長時間のレースでも有利に働くのです。

 

その上、かぶり心地も良好なので、長時間かぶっていてもストレスを感じません。フレアーはヒルクライマーだけでなく、ロングライドを楽しむサイクリストや、エンデューロなどの長時間レースに参戦する人にもピッタリなのです!

 

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低速な上りでも通気性良好

 

 フレアーはその軽さからヒルクライムレースに向いていると思います。そんなわけでテストライドでも山岳エリアを走ったのですが、そこで気がついたのは、通気性がいいことです。

ヒルクライムでは脚を止めると重力で後ろに引っ張られてしまうので、上りの間はずっとペダリングし続けなければならず、運動強度も高くなりがちです。その上、平地や下りを走る時と比べてスピードが上がらないので、走行中に風を切ることによるクールダウン効果が得にくくなります。

 

そんな体温が上がって汗をかきやすい状況であるにもかかわらず、フレアーは通気性が高くヘルメットの中が蒸れにくいので、汗をかきにくい気がしました。

 

これは放射状に設けられたエアインテークが、あらゆる方向からの風を抜けやすくしているからでしょう。

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 もうひとつ、深い前傾姿勢をとって高速巡航をしたときに気付いたことがあります。
それはヘルメットの前方の視界が広いことです。これは、フレアーのシェル形状によるものでしょう。

 

フレアーのシェルは、頭周の前頭部(額のあたり)のエッジ部分が真横から見ると切り落とされたようなデザインになっています。

 

また、かぶり心地もゼナードやエアロR1などと比べて少し浅めになっています。これらが相まって、深い前傾姿勢をとって上目遣いで前を見たときに、視界を妨げないようになっているのだと思います。

 

これってごくわずかなことかもしれませんが、レースの極限状態ではかなり大きなメリットだと思います。

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上り向けの軽さだけでない、万能ヘルメット

 

フレアーはKabutoのヘルメットの"3トップ"の中ではブランド史上最軽量の圧倒的な軽さを売りにしたモデルではあります。

 
しかし、軽さだけが売りではありません。快適性や通気性、安全性も高いレベル兼ね備えたオールラウンダーでありながら、圧倒的な軽さを特徴付けられたヘルメットなのです。

 

次回、インプレブログ、[ FLAIR ] その3はKabutoヘルメット3トップの比較をお送りします!

(浅野真則)

バックナンバー

[ FLAIR ] <その1> Kabuto史上最軽量のサイクルヘルメット

 

 

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