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【ライター浅野のインプレブログ】[ FLAIR ]<その3>Kabutoヘルメット3トップの比較

カテゴリー:Bicycle

【ライター浅野のインプレブログ】[ FLAIR ]<その3>Kabutoヘルメット3トップの比較

 

 超軽量モデルのFLAIR(フレアー)が登場したことにより、Kabuto2018年モデルでは軽量モデルのフレアー、優れた通気性を誇るZENARD(ゼナード)、圧倒的な空力性能を誇るエアロモデル・AERO-R1(エアロ・R1)の個性的な3トップ態勢となりました。それぞれのモデルがどのように違うのか?検証していきたいと思います。

 

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軽さはフレアーが圧勝

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●フレアー:170g(SLW-1アジャスター+ノーマルインナーパッド使用時)
●エアロ・R1:205g
●ゼナード:205g

 

 ちなみに、フレアーはXF-7アジャスターに変更しても180g台と軽量でした。
こうしてみると、軽さに関してはフレアーが圧勝ですが、エアロ・R1、ゼナードも相当軽量であることが分かります。

 

Kabutoの他のモデルも十分軽量ではありますが、中でもフレアーが飛び抜けて軽いのは、これまで触れてきたようにいくつかの理由があります。

 
最大の要因は、衝撃吸収ライナーに新しい高性能ポリスチレン(EPS)を採用することで、強度を保ちながら衝撃吸収性や強度を保つことに成功したことでしょう。

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 これ以外にあごひもの樹脂製アジャストロックを廃したり、ポリカーボネイト製のアウターシェルを可能な限り肉抜きしたり、超軽量の決戦用SLW-1アジャスターを用意したりするなど、徹底した軽量化対策を施して、Kabuto史上最軽量を実現しているのです。

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 フレアーの軽さはヒルクライムで有利なだけでなく、長時間ヘルメットをかぶり続ける場面でも首や肩への負担が少なく、長距離のロードレースやエンデューロ、ロングライド、山岳グランフォンドなど幅広いシーンでメリットとなります。

 

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通気性はゼナードが有利も、フレアーも善戦

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 通気性に関しては、客観的なデータで示すことができないので、あくまで主観にはなりますが、3トップの中ではゼナードが抜けている印象です。
やはり開口部の面積を従来のトップモデルより15%拡大したことや、エアチャンネルプレートによってシェル内のエアルートを確保していることが大きいと言えそうです。

 

しかし、フレアーも負けていません。
フレアーに関しては、ヒルクライムのような低速時でも、あらゆる方向からの風をうまく取り込めるような開口部のデザインになっているためか、シェル内に熱気がこもりにくいと感じました。
もちろん、レースなどの高速巡航時の通気性も良好で、ロングライドのような長時間ヘルメットをかぶり続けるようなシーンでも、通気性の高さが快適性につながっていると感じました。

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空力性能はエアロ-R1が圧勝

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 最後に空力性能です。空力性能に関しては、エアロ・R1の圧勝です。

 

特にシールドを組み合わせた場合は、ロングタイプのエアロヘルメットより空力が高いという社内実験でのデータもあります。
また、先ほど触れたように、ARS-3シールドを使うことで、アイウェアを使用するよりトータル重量も抑えられるというメリットもあります。

 

フレアーとゼナードに関しては、空力性能よりはむしろ高温多湿な日本の夏でも快適にかぶれることに加え、軽さや通気性といったそれぞれのヘルメットの個性を追求することに重きを置いている印象です。
とはいえ、空力性能についても特に不満を感じないレベルにはあります。

 

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Kabutoのヘルメット3トップは万能型+αの個性が光る

 今回フレアー、エアロ・R1、ゼナードというKabutoのヘルメットの3トップモデルを比較して感じたのは、どのモデルもヘルメットとしての総合力は非常に高いレベルにあるということ。
言い換えれば、これらのモデルはすべて全方位的に高いポテンシャルを秘めています。

 

そのうえで、フレアーは軽さ、エアロ・R1は空力性能、ゼナードは通気性という特長を伸ばすことで、各モデルの個性が生まれていると言えそうです。

 

3トップのどのモデルを選べばよいか?

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 その質問の答えは、「サイクリストがヘルメットに何を求めるかで変わる」のですが、軽さを最重要視するのであれば、フレアーがベストな選択と言えるでしょう。とはいえ「どのモデルを選んでも素晴らしいサイクルライフが楽しめる」ことも断言できます。

 

 

バックナンバー

[ FLAIR ] <その1> Kabuto史上最軽量のサイクルヘルメット

[ FLAIR ] <その2> 軽さが際立つ万能ヘルメット

 

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