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【海外ライダー情報】 〜Kabuto海外サイクリストの近況〜 TOJにも来日予定、トレンガヌ サイクリングチームの強さを探る!

カテゴリー:Bicycle

【海外ライダー情報】 〜Kabuto海外サイクリストの近況〜

TOJにも来日予定、トレンガヌ サイクリングチームの強さを探る!

Report: Koichiro NAKAMURA

in English

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 Kabutoヘルメット、アイウェア、グローブを着用する、マレーシアを母体とするチーム「TERENGGANU CYCLING TEAM(トレンガヌ・サイクリングチーム)」。ここのところ数年、日本で行われるUCIレースへと積極的に出場しています。

 先日、日本が満を持して開催した初のラインレース(スタートとゴールが異なるレース)、初開催となるツール・ド・とちぎにも出場しました。間もなく迎えるツアー・オブ・ジャパンには、もはや常連とも言える彼らチームの、ツール・ド・とちぎでの闘いぶりを振り返って、その強さのヒミツを探ってみましょう。

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 ツール・ド・とちぎの開催は3月の中旬。日本には三寒四温という言い回しがあるのですが、それをまさに地で行く気候。東京より100kmほど北にある栃木県は冷え込みも厳しく、3ステージに渡ったレースでは、雨もあって摂氏5度の日もありました。

 2017年はツール・ド・フィリピン、ツール・ド・ランカウイといった南国でのレースをこなし、母国も暖かなマレーシアであるトレンガヌ サイクリングチームの面々は、この気温の低さになかなかヤラレていた感じがありました。

 日本に参戦したトレンガヌチームのエースは、2本柱。1人めはチームのスプリンターであり、今年のツール・ド・ランカウイで、ステージ3位を獲得しているマレーシアチャンピオンのモハメド・ザムリ・サレ。

 ただ、この寒さに「しかし寒いね、チャンスはあるんだけど難しいかも。なんとかチームのために活躍はしたいと思うけど」と言います。

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「今被っているKabutoのヘルメットAERO-R1は、チームで一番最初にテストさせてもらって、それ自体が誇らしかったよ。
 エアロ効果というのは、実戦もまだでこの短時間では正直いまのところまだ良くわからないけど、軽いし、かぶり心地は最高だね。
 僕はKabutoを2010年から使っているけど、Kabutoは常にライダーの意見を聞いて、改良しつづける。それがなにより一番嬉しいことだね」

 そしてもう一人がアディック・オットマン。今年の頭の練習中に怪我をして膝を手術、失意の年頭から復帰し、このツール・ド・とちぎが復帰戦となります。

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「いつもは35度ぐらいの気温で走っていたから、この5度という気温は、やっぱり寒いね。
 でもプロサイクリストとしてするべきことはしなくちゃいけないから、どこかでステージ勝利を挙げられるといいな」

 

 そしてその言葉通り、トレンガヌチームのライダーは第2ステージで勝利を上げます。摂氏5度という低い気温、数々のチームが集団をコントロールしようと数々のアタックをかけるなか、スタート後40分程で、13人のライダーが飛び出します。100kmほどという短めのコース全長のなか、リードを2分近くまで広げた13名のライダーたちの勝負は、ゴールスプリントで決まります。そのスプリントの最後の瞬間に勝利をもぎ取ったのがトレンガヌのモンゴル人ライダー、マラル・イルテン・バトンムフでした。

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 バトンムフの祖父は、モンゴルの自転車競技レベルを高めようとさまざま組織だてたサイクリング・コーチでした。その祖父の、そして父による家族ぐるみでの自転車競技の鼓舞のもと、中国のチームに所属し、昨年トレンガヌへとレベルアップしていったバトンムフ。その移籍直後の2016年1月、日本・伊豆大島で行われたU23アジア選手権ロードで優勝し、その後はタイムトライアルでモンゴル選手権を制覇。満を持してのプロ2年目を迎えた2017年初のメジャーリザルトが、ここツール・ド・とちぎでのステージ優勝となりました。もちろんKabutoの新作エアロヘルメット、AERO-R1を身に着けての優勝です。

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「トップ集団にいたのは、チームからはボク1人だったので、とても厳しい展開だった。
寒さは、そんなに気にならなかったな。
モンゴルもここ以上に寒いし、ボクはずっとそこで練習していたからね。

このハイスピードなレースで優勝できて、本当に嬉しいよ」

とその喜びを語りました。

 

 その次の日の最終ステージでのバトンムフは、ゴールスプリント直前に集団がミスコースで混乱、その混沌に巻き込まれてしまい20位と振るわず、総合順位も13位となりました。それでもトレンガヌチームの、そして彼自身の存在を世界に大きくアピールしたUCIレースとなりました。

 

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 ツール・ド・ランカウイでも、そして日本のとちぎでも。トレンガヌ サイクリングチームは、このように、世界レースでの存在感を大きくしています。Kabutoは、彼らの頭を、目を、そして手を守り続け、そして共に成長していくことを誇りに思っています。これからも、の活躍に、ぜひご注目ください。

in English

 

●トレンガヌサイクリングチーム公式サイト▶http://www.terengganucyclingteam.com/

●ツアー・オブ・ジャパン公式サイト▶http://www.toj.co.jp/

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